本当に大切なものは・・・コアバリューを見直す
本当に大切なものは?
前回までで仕事を中心とした目標を設定しました。
つまり、金を儲けるための人生設計です。
しかし、この金儲け、本当にあなたにとって重要なことでしょうか?
もし、この金儲けがあなたの価値観に沿っていないとすれば・・・
自分の価値観に沿っていないため途中でモチベーションが下がってしまう。
こんなことはよく起こることでしょう。
この問題を解決するためには
起業での目標を立てる前提として、人生全体の目標を立てていく必要があります。
この人生全体の目標を立てることによりモチベーションを維持し、日々目標に向けての課題を解決していくことができるようになります。
もう少し細かくプロセスを説明すると
1.コア・バリューを知る:自分の価値観を再認識する
2.マスタープランを立てる:コア・バリューを軸に人生全体の目的、目標を設定する
3.優先順位を考える:人生全体のなかで仕事の位置づけを考え優先順位をつける
3.マスタープランを具体化する:各マスタープランの目的を具体的にイメージし目的達成のために行うべき行動を具体化する
4.今年(一年間)の目標に掘り下げていく
5.一か月‐日々の課題に落とし込む
6.日々の課題をチェックする
という形になります。
それではまず、コア・バリューを再認識することをやっていくことにしましょう。
このコアバリューを再認識するには自分の葬式をイメージすることで見つけることができるようです。
この自分の葬式をイメージするというアクションは7つの習慣の第2の習慣の冒頭に出てきていますが、今回は大富豪の仕事術を参考に進めていきたいと思います。
コチラの方が具体的に書かれていて、解りやすいと思います。
大富豪の仕事術を要約すると、
コア・バリュー(核となる価値観)、それは決して一つだけではないと思います。
仕事に対するコア・バリュー
家庭生活に対するコア・バリュー
健康に対するコア・バリュー
と、それぞれのコア・バリューがあることでしょう。
もし、これらコアバリューが前回まででつくった仕事の目標に反するものだったら、たとえば家庭生活に対するコア・バリューに反するものだったら、いつの間にかモチベーションは下がってきて、目標達成が遠のいていくことでしょう。
つまり、仕事上の目標であっても家庭生活や健康に対するコア・バリューに沿っていなければならないのです。
そういった理由で、目標達成のためにはコア・バリューが重要な鍵となるのですね。
◆◆◆今までの自分を振り返ってみる◆◆◆
~あなたの葬式で、周りのひとはあなたに何と声をかけるでしょう~
今、ある会場にあなたはいます。
周りを見渡してみると、この会場にいるのはあなたの知った顔ばかりです。
どうやら、誰かの葬式会場のようです。
誰が亡くなったのでしょう?
棺桶を覗き込んでみると、そこに眠っているのはあなた自身です。
棺桶の中で眠っているあなたに向かって、たくさんの人が最後のお別れの言葉をかけています。
皆さんは、あなたに何と声をかけているでしょう。
奥さんは?両親、親戚は?仕事関係者は?プライベートの友達は?
今の自分を振り返りながら、彼らが何と言っているのか書き出してみてください。
決していい話ばかりではないかと思います。
しかし、ここは例え耳の痛い話であっても正直に書き出してください。
各人々3つ~4つくらいづつは書き出しましょう。
それが、今の自分自身を振り返った時の印象です。
やってみるとわかりますが、結構痛いです。
以前は自分の棚卸として年表を作っていたのですが、今回の方法(葬式)のほうが
自分自身を振り返るには向いているようです。
ぜひ、試してみてください。
~本当は、どのように言ってもらいたいか~
今、自分自身を振り返ってみました。
中には不本意だった言葉もあったと思います。
「そんはずはない」
「それは何かの誤解だ」
と、自分自身で書き出したにもかかわらず、納得のいかない部分もあったのではないでしょうか?
それでは、その不本意な部分を本当の自分はこうなのだという形に書き換えてみましょう。
例えば
<妻>
夫婦の間で隠し事の多い人だったわねぇ~
という言葉をかけられたとしたら
隠し事の多い人だったけれど、私に心配をかけたくなかったのでしょうね。
仕事が軌道に乗ってからは笑い話としてなんでも話してくれたわねぇ~。
という具合です。
◆◆◆コア・バリューに変換する◆◆◆
葬式でかけられてうれしかった言葉、不本意だった言葉で修正した言葉を
シャッフルしていくつかのコアバリューに整理していきます。
今回はコア・バリューを
健康・富(仕事)・自己変革・社会的幸福の4つに分けました。
これは、この4つじゃなきゃいけないというわけではありません。
また、4つに限定する必要はありません。
読者の皆さんは自由に設定してみてください。
上の例をとると
<妻>
(何と声をかけられるか)
夫婦の間で隠し事の多い人だったわねぇ~
↓↓↓
(本当はこうなのだ)
隠し事の多い人だったけれど、私に心配をかけたくなかったのでしょうね。
仕事が軌道に乗ってからは笑い話としてなんでも話してくれたわねぇ~。
↓↓↓
(コア・バリュー)
富(仕事):家庭に仕事を持ち込まない。
と、ひとつのコア・バリューができあがりましたね。
この例でいうと、仕事の目標が達成できなかった理由として
一生懸命なあまり、家庭内に仕事を持ち帰っていたばかりに途中で息切れして
しまったのかもしれませんね。
これでコア・バリューを再認識することができたのではないでしょか
次回は%9