これならできる!ホームページを使った差別化マーケティング7つのポイント
差別化、、、と聞いて、
やらなければ、しかし、ウチにはそんな商品もなければ、資金もない
と、できずじまいにいる。。経営者も多いことでしょう。
今日は、資金がなくても、他社と違う商品がなくてもできる差別化マーケティングの方法を7つ紹介していきましょう。
事例として、私の知り合いの英会話教室を取り上げています。
そこから応用できるように、解説していますので、あなたのお店や会社に置き換えて考えていってください。
差別化マーケティング7つのポイント
1. ターゲット層、商圏
どのようなお客と付き合うか、どこに住んでいるお客を対象にするかを絞り込みます。
私の知り合いで、個人で英会話教室を開いている人がいます。
英会話教室も競争が激しく、広くお客を集めようとすると、販促活動などに予算をかけられる大手の英会話教室には、絶対に太刀打ちできません。
そこで、ターゲット層を、旅館や飲食業のスタッフ(マーケティングを仕掛けていくのは、経営者ですよ)に絞り込んたのです。
海外からの旅行者の接客がスムーズにできるように、旅館や飲食業のスタッフ向けの英会話として、ターゲット層を絞り込みました。
2. 専門性
ターゲットを絞り込むことで、提供していく商品やサービスも絞り込まれていきます。
通常の英会話教室では、観光旅行や海外でのビジネスと広い範囲での英会話をサービスとして扱っていかなければなりませんが、海外からの訪問者の接客と絞り込むことで、専門性がでてきます。
「なんでもできます」では、ぼやけてしまうコンセプトも「海外からのお客様への接客」と絞り込むことで、
海外からのお客さんの接客業のための英会話なら○○と専門性を打ち出して差別化ができるようになります。
3. メインベネフィット
「1.2.」で、ターゲットとコンセプトが絞り込まれたのであれば、ベネフィットでも差別化が可能になります。
一般的な英会話教室のベネフィットの「海外旅行で困らない」「楽しい思いでがつくれる」などから、ベネフィットをずらして、
「海外のお客さんを困らせない」「楽しい思い出を作ってもらえる」日本人のすきな「おもてなし」の心をベネフィットとすることができます。
ベネフィットを他と変えることができれば、あなたのお店、会社が唯一の存在となることができます。
4. 最終ゴール
ベネフィットの向こうになにがあるのか?
ここは、見落としがちになる、差別化のポイントです。
と、いうのも差別化に関わらず、戦略でこの段階まで思考に取り入れている会社やお店は、少ないでしょう。
ベネフィットの向こうとは、どういう意味か
ベネフィットとは、その商品やサービスで得ることができる(その人なりの)メリットです。
英会話のベネフィットとしては「英語ができるようになって、海外の友達が増える。」など、英語を学ぶことが目的ではなく、英語が話せることができると、こんなことができるようになるんですよ。と、言うのが挙げられるでしょう。
その人が「英語を習いたくなるようなツボ」のようなものです。
ベネフィットの向こうというのは、もう一歩先に視点を向けるのです。
「海外の友達が増えると、海外の文化、歴史、社会を深く知ることができ、知見が広がり、豊かな生活が送れるようになります」と、これから、未来に向けての本当に得られる幸せ、のひょうなものを、ゴールとして指し示すことを言います。
これを、差別化として、打ち出していくのです。
旅館、飲食業の英会話教室としての最終ゴールとしては
「おもてなしの心で、NSの口コミで世界中の人たちに知ってもらうことができます」
のような、最終ゴールを提示できますよね。
5. 独自メソッド
専門性を打ち出すと、それに合わせた、独自メソッドも生まれてきます。
「なんでもできます」から、不必要なものを排除していくと、それ自体が独自メソッドとして、成立するのです。
身近な例として、携帯、今ではスマホも出てきました・・・「らくらくフォン」
機械操作が苦手な高齢者むけのスマホです。
これって、新しい技術や機能、何もないですよね。
余分な機能を取り払って、高齢者にとって使い勝手のいい機能だけを残し、独自のものを作ってしまった一つの例です。
旅館、飲食業の英会話でも、接客で使わないような、センテンスは省くことで、時短は可能となり、そのカリキュラムを独自メソッドとして、作り上げることができます。
6. オファー
オファーとは、お客さんに何を提供していくかです。
提供するものは、商品サービスに限ったものではありません。
その一つが保証です。
インターネットやTVショッピングの通販などで、見かける返金保証などは、保証の一つです。
買っていいものかどうか、、、悩んでいる見込み客の不安を取り除く方法のひとつとして、返金保証は、とても有効です。
英会話教室などでも、「初回無料」や「お試し価格」など、よくみかけますよね。
今回、事例で取り上げている英会話教室も「無料オファー」を提示しているのですが、内容は、、、、内緒と、しておきます。
7. メッセージ
・別のものと比較する
競合と比較すると、どうしても価格競争に巻き込まれたり、なかなか、競合と比較できるものが見つからないという場合も多いでしょう。
その時は、別のものと比較するのです。
今では、聞かなくなった????のですが、私と同世代の方は、結構耳にしてきた営業トークとして、
「毎日コーヒー1杯分で買うことができます。」
「毎日のたばこ代で買うことができるのです。」
なんてのが、あったと思います。
いかに別のものと比較して、安く、買い易くみせていく営業トークです。
このように、別のものと比較して、どれだけ効果があるか、負担がなく購入することができるか考えてみてください。
・先制の戦略・・・いったもん勝ち
業界にとって、当たり前のことでも、一般消費者にとってはすごいこと、というのはざらにあるものです。
「そんなこと、当たり前なことで、他でもやっているよ」ということでも、それを消費者が知らない限り、初めてのことであり、その会社独自のことになるのです。
例えば「アサヒのスーパードライ」これを売りだした時のメッセージとして「出来立てのビールを届けたい」と、製造から工場出荷までの時間をキャッチフレーズにしていましたが、このようなことは他のビール会社もやっていたことだろうし、第一、どれだけ短時間で出荷しても、その後スーパーなどでは、何か月間もバックヤードで眠っているので、対した意味はないと思っていたおですが、いったもん勝ちで、一気にブームに火が付きましたよね。
当たり前のことをメッセージにすることで差別化していきましょう。
まとめ
さて、差別化として7つの方法を紹介していきまさした。
これら単独で使っても、複数個を組み合わせても使っていくことができます。
今回は英会話教室を事例で、「1.ターゲット層、商圏」から順に差別化のストーリーを紹介していきました。
あなたも、「1.ターゲット層、商圏」から順に考えていくことで、複数の差別化の方法あ見つかるでしょう。
この数々の差別化をひとつづつ市場に投入し、模範者が出て来たら、次へ進む、というのも有効な手段となるでしょう。