「今、何をすればいいのか」で動けなくなったら、年表をつくってみる

ある時期、私はコンサルタントとして自分にできることが分からなくなってしまいました。
あれも大事これも大事と思ううちに、今、何をすればいいのかが分からなくなったんですよね。
そこで私は、自分の仕事を一度すべて並べ直して、棚卸しをしてみることにしました。社長の仕事にも、同じことが言えると思っています。
この記事では、私が仕事を「自分でやる」「任せる」「やめる」に分けるときの見分け方と、棚卸しの進め方をお伝えします。
なぜ、手放すのが難しいのか
多くの経営者が「何を手放せるか」で止まってしまうのは、手放すことで、これまでできていたことができなくなるのではないかという不安があるからだと思います。
不安があると、どの仕事も「大事」に見えてきます。あれも大事これも大事となって、なかなか分類できません。そして、今、何をすればいいのかが見えなくなっていくんですよね。
分けられないのは、能力の問題ではありません。手放すことへの不安という、気持ちの問題です。
3つに分ける、私の見分け方

私は仕事を、次の3つに分けて考えています。
自分でやる:得意で、好きなこと
私の場合は、マーケティング、企画、講座やセミナーへの登壇です。得意で好きなことは、自分でやりたいと思います。
任せる:好きでも、学ぶところから始まること。成果物の完成に時間がかかること
私の場合は、複雑なWEB制作やWEB環境の設定です。好きでも、今から学ばなければならないものや、完成までに時間がかかるものは、任せたほうが早いと思っています。
やめる:「いつか使うかも」と思うだけで、今すぐ必要ではないもの
「いつか使おう」「必要になるだろう」と思うものは、今すぐ必要でなければ極力減らしていきます。たとえば、今必要としていないサブスクです。
私の場合は、経営者交流会もそうでした。少し前までは複数に参加していましたが、今はほぼやめて、ひとつに絞っています。やたらとしていた1on1も、仕事の進み具合に差し支えない範囲の必要最低限にしました。
見分けるときの基準はこの3つです。得意で好きなことは自分で。学ぶところから始まるものや成果物に時間がかかるものは任せる。「いつか使うかも」で今は必要のないものは減らす。
進め方は、「歴史年表」をつくること

今、何をすればいいのか分からず分類で止まってしまうときは、いったん分けるのをやめて、これまでの自分の歴史年表をつくります。
進め方は、次のとおりです。
- 生まれた日から始める
- その時代の社会の出来事を書く
- そのとき自分が何をしていたかを書く
時系列でやってきたこと、経験してきたことを書き出していくと、自分が何をしてきたのかが見えてきます。これがなかなか面白いんですよね。
自分の強みが分かれば、方向性が見えてきます。そうすれば、これから集中すべきことも分かってくるのではないでしょうか。
社員がいなくても、使えます
この棚卸しは、社員のいないひとり社長や個人事業主の方にも使えます。私自身がひとり社長で、定期的に棚卸しをしています。
今日できる、最初の一歩
最初の一歩は、小さくて構いません。
「歴史年表をつくってみよう」と、思ってみてください。
まず自分が生まれた年を書いて、思い出せる出来事をひとつ並べてみる。それだけで始められます。全部を一度に書こうとしなくて大丈夫です。
まとめ
- 手放せないのは、できなくなる不安があるから
- 仕事は「自分でやる」「任せる」「やめる」に分ける
- 今、何をすればいいのか分からなくなったら、歴史年表をつくってみる
棚卸しに入る前に、今の状態を知っておくと進めやすくなります。「ちょっと忙しすぎるのではないか」と感じるようでしたら、無料の「社長依存度チェック」をご用意しています。約3〜5分・12問で、診断を始めるときに個人情報の入力は必要ありません。結果には、最初に改善するとよいポイントも出ますので、棚卸しの最初の手がかりにしていただけます。
